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数年前に私が演出して作品に出演してくれた山田良介さんが、公演する、というメールが来たので、観に行きました。
私の作品との違い、芸術性の高い、前衛的作品で、こういう作品も良いなーと思いました。素晴らしい映画的なイメージ映像と音楽を取り入れ、役者は狭い枠の中で、身動きせずに台詞を話します。現代的というか近未来的というか、独特なスタイルを持った作品です。
役者の心境などは通常台詞だけでなく、身動きなどで表現されますが、身動きがない分を映像と音楽が融合し、ストーリーが進みます。
数ヶ月前にジャパン・ソサイアティで観劇した"BENTO"も動きを最小限にし、または機械的にし、音楽、照明などのテクニカルが、作品をハイテクの現代風な感じにし、前衛性、芸術性を高めるのですが、役者の身体を使った動きなく、台詞だけだと、最初はそのスタイルに興味を惹かれても、だんだんと辛くなるというのが感想です。これは観客の好みに寄るところも大きいと思いますが・・・。私にもこのような作品ができればいいな、と思いますが、役者の身体を使った醍醐味が好きです。
先月ルパージュの作品を観ました。彼もかなりのハイテクを駆使しますが、役者の演技は普通どおりです。また作品にユーモアがあるので、かなり楽しめました。この作品は、8時間以上の3部作で、私は3日間のうちの最初の2日間を観ました。私はこういう作品があるというのを観るの為に行くので、実際は1日でも十分でした。スタイルがわかれば、それでいいのです。最初そのスタイルを楽しむことが出れば、2回目はもう新鮮度がなくなってしまうので・・・。
良介さんの作品の演出家を含むクリエイティブ・グループは、ヨーロッパでの評価が高いようで、ヨーロッパ公演があるそうです。いいなー。
11月14日まで公演していますので、ご覧になって下さい。
Americana Kamikaze
場所:PS122
http://www.ps122.org
JUGEMテーマ:演劇・舞台

いま話題のブロードウエイ公演は、映画スターのヒュー・ジャックマンとダニエル・クレイグ主演の「ステディ・レイン(A Steady Rain)」。
ジャックマンは、オーストラリア出身だが、ブロードウエイでの演劇経験は強く、観客をもたらす、大スターだ。一方ダニエル・クレイグ(映画007)は、イギリス出身だが、本国でもブローでウエイでも舞台での経験は薄い。
ともあれこの二大映画スターの共演は、もちろん完売公演である。
現在本公演が開始されたが、その前のプレビュー公演ではちょっとしたアクシデントがあった。2人がシリアスな場面を演じている時に、観客席から携帯電話が鳴り出したという。1回目の呼び鈴は無視されたが、2回目の呼び鈴にジャックマンは、噛み付いた。
「電話を取りたいかい?」
その後90秒間、ジャックマンは役のままだが芝居の内容から離れて、舞台を歩きながら、鳴り続ける呼び鈴と格闘した。
「電話に出てくれ。俺は構わない。頼むから消してくれ。より良い話がないなら、立ち上がって話をしたいだろう。恥ずかしがらずに。電話を取ってくれ。」
その後、舞台に座っていたクレッグも加わり、
「わかったかい。あんたが誰でもいいから、わかるかい?俺たちは待ってやるよ。電話に出ろよ。」
1分ほど経ってやっと呼び鈴は終わる。
クレッグは
「やったね。えらい。」
舞台はナマだからおもしろい。
ステディ・レイン(A Steady Rain)
場所: Gerald Schoenfeld Theatre
期間:2009年12月6日まで
http://www.asteadyrainonbroadway.com


